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女性と漢方

2022/08/26

こんにちは😊

神門鍼灸整骨院 甲東園院です!

 

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みなさんは「漢方」と聞いてどんなイメージがありますか?

 

「昔からある薬みたいなもの?」

「なんとなく苦くて身体に良いもの?」

「CMで風邪やホルモンの調整、脂肪燃焼などに良いって言ってた気がするけど…。」

 

などなど、様々なイメージがあるかと思います。

実際に服用されている方もそうじゃない方も、

改めて「漢方」とはどんなものなのか気になりますよね?

 

今回は「女性の健康と漢方」に的を絞ってお話させていただきます👍

 

 

 

日本における「漢方医療」

 

漢方とは古来中国から伝わって、日本において発展してきた日本の伝統医学です。

元々は中国で生まれて、日本では当初、中国の医学をそのまま受け入れていました。

そこから次第に診断の方法や漢方薬の選び方などをもっとわかりやすく、

日本人の体や気候に合わせて日本流に改良することが行われ、独自の発展をとげてきました。

 

日本では医師の約80%が西洋薬と一緒に漢方薬を普段の診療で処方しています。

医師の処方箋があれば、基本的に医療用漢方薬は健康保険が使えるようになりました。

身体の悪い部分だけに的を絞って治療をする西洋医学に対して、

漢方は身体全体を整えて、人間が本来持っている自然治癒力を高めることをベースにしています。

 

また、長い年月をかけて効果や安全性が確かめられた日本独自の漢方医療は

海外でも「KAMPO」として知られるようになってきました。

 

 

 

女性の身体と漢方

 

更年期障害にお悩みの方へ。三鷹の漢方薬局が辛い症状を和らげます。

 

近年、女性の生活スタイルは一昔前と比べて大きく変化しています

忙しい毎日を送りながら、同時に男性と同じように長時間働くことが当たり前となり、

女性の「男性社会化」が進む一方で、結婚・妊娠・出産・育児といったライフイベントは

変わらず存在しています。

それに伴って男性以上に環境の変化が多くなる上に負担もかかりやすい、

それが現代社会を生きる女性です。

自分でも気づかないうちに疲労がたまり、心と身体に不調を感じる日々。

さらに女性の身体は月経周期によって女性ホルモンのゆらぎに影響を受けて、

むくみや冷え、イライラすることもしばしば…。

 

「心身一如(しんしんいちにょ)

 

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

漢方医学では基本的に「陰」と「陽」のバランスが良い状態が健康であると考えられています。

漢方での考え方は

 

・足りないものは補う

・過剰なものは排する

・冷えていれば温める

・緩んでいれば緊張させる

 

というように、常に心と身体全体のバランスを整えることを基本とする考えが根底にあります。

漢方では自然な形で女性ホルモンの乱れを正し、体調を調え、健康と自然な美しさをもたらします。

女性特有の様々な症状は、漢方医療の得意分野なのです。

 

 

そもそも「漢方」って何?

 

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様々な生薬の組み合わせによって、その人の体質に適した身体の症状に対応できる漢方薬。

その原料はほとんどが植物です。例外的に動物や鉱物も一部含まれています。

昔から先人たちが自然の植物の中から多くの生理活性を持ったものを見つけて、

それらを組み合わせることで治療を行ってきました。

 

漢方の基本は「人間の身体も自然の一部」「病気ではなく病人をみる」という考えで、

西洋医学のように身体の一部にだけスポットをあてるのではなく、

身体全体のバランスを総合的に見直すといった特徴があり、

体質や生活習慣などからも見直して整えていきます。

なお、漢方は病名がついていない「未病」にもアプローチできるのが大きなポイントです。

 

 

女性の味方「婦人科三大漢方薬」

 

そんな女性にとって心強い漢方ですが、特に婦人科系の症状に対して処方されることが多い漢方薬、

「婦人科三大漢方」というものがあります。

 

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」

 

CMで聞いたことがある人や、これまでに漢方薬にお世話になったことがある女性なら

一度は耳にしたことがある名前かもしれません。

実際、これらの漢方薬の処方で月経異常から更年期障害、冷え性やむくみ、はたまた虚弱体質まで、

女性の身体に起こりやすいほとんどの症状に対応できるといわれています。

では、上記3つの漢方薬の特徴を見ていきましょう。

 

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

貧血気味で足腰が冷える方や月経不順がある方におすすめの漢方薬です。

・当帰(とうき)

・芍薬(しゃくやく)

・茯苓(ぶくりょう)

・川芎(せんきゅう)

・沢瀉(たくしゃ)

・白朮(びゃくじゅつ)

生理不順、生理痛、更年期障害、また産前産後や流産による貧血や疲労倦怠、

めまいやむくみなどを改善するだけでなく、

頭重や肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、しみ、耳鳴りなど幅広い症状を改善します。

 

「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

血流をよくする生薬や上半身の熱を冷ます生薬などを配合しています。

・当帰(とうき)

・芍薬(しゃくやく)

・白朮(びゃくじゅつ)

・茯苓(ぶくりょう)

・柴胡(さいこ)

・牡丹皮(ぼたんぴ)

・山梔子(さんしし)

・甘草(かんぞう)

・生姜(しょうきょう)

・薄荷(はっか)

血液循環を良くし、溜まった熱を冷ますのと同時に、ホルモンのバランスを調整してくれます。

女性の月経不順をはじめ、PMSや血流の異常を原因とした症状の改善が期待できます。

また、不眠症やイライラ、抑うつの改善が期待できることから、心療内科や精神科でも処方されています。

 

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」

生理痛、月経不順、月経異常などはもちろん、下半身の冷えがとくにつらい方、

シミができやすい方などにおすすめの漢方です。

・桂皮(けいひ)

・芍薬(しゃくやく)

・茯苓(ぶくりょう)

・桃仁(とうにん)

・牡丹皮(ぼたんぴ)

血行をよくして熱のバランスを整えることで、のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症を鎮めてくれます。

また、ホルモンのバランスを整える効果も期待できるため女性向けの漢方薬です。

生理不順や生理痛、頭痛、めまい、肩こり、のぼせ、足の冷えなどに良いため、

上記のような諸症状をともなった更年期障害にも適しているとされています。

加えて、子宮内膜症や子宮筋腫、シミやニキビ、他にも痔や打撲、肝臓病などにも用いられています。

 

 

女性と血虚(けっきょ)と瘀血(おけつ)

 

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特に女性の身体と血は切っても切り離せない深い関わりがあることは、

これまでのお話の中から十分ご理解いただけたかと思います。

漢方医学では、身体の中で血がどこでどのような状態になっているのかが大切です。

わかり易い表現としては、

『「血」が少ない』のか?

『「血」が古い、または巡っていない』のか?

これらは漢方医学では、血が少ない「血虚」や、血が古い、または巡っていない「瘀血」の状態と呼びます。

女性特有の疾患には、この血虚や瘀血の方が圧倒的に多いと考えられています。

 

【血虚タイプの方にみられる症状】

・爪が割れたり、髪の毛が抜けやすい

・頭のふらつきやめまい

・かすみ目、ドライアイ、眼精疲労

・顔の血色が悪い、お肌にツヤがない

・寝つきにくかったり眠りが浅い、夢をよく見る、目が覚めることが多い

 

これらの症状に当てはまる方は「血虚」タイプかもしれません。

このタイプの方によく処方されるのが「当帰芍薬散」です!

 

【血虚タイプの方の改善策】

・睡眠のゴールデンタイムと言われる22時~2時の時間帯はできるだけ寝るようにしましょう

・血は食べたものから作られるため、食生活をしっかり見直しましょう

・胃腸は食べたものから血を作り出す働きを担っているため、

 胃腸を整えて血を作る働きを活性化させましょう

 

 

【瘀血タイプの方にみられる症状】

・手足の冷えや冷えのぼせ

・肩こりや頭痛

・お顔のシミやそばかす、クマやくすみ

・ニキビやイボなどの肌荒れ

・生理痛や無月経、子宮筋腫などの婦人科系のトラブル

 

これらの症状に当てはまる方は「瘀血」タイプかもしれません。

ここで登場する漢方薬が「加味逍遥散」「桂枝茯苓丸」です!

 

【瘀血タイプの方の改善策】

・カラダを温めて血流の良い身体作りをしましょう

・軽いストレッチで血流を促しましょう

・脂肪の多い食品の摂りすぎは血流を妨げる原因になるため、油脂の多い食事は控えましょう

 

 

 

漢方が女性の健康にとって非常に心強い味方であることがご理解いただけたかと思います。

そこで現代女性にぜひ体験していただきたいのが「漢方よもぎ蒸し」

ハーブの女王といわれる「よもぎ」に、現在のご自身の体質に合った漢方を加えて行う温活です!

当院では幅広い年齢層の女性の方々にご愛顧いただいており、

特に婦人科系のトラブルに関して、たくさんの嬉しい改善例を頂戴してます。

 

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体質改善は健康のためのみならず、妊活美肌にも大変おすすめです!

少しでもご興味がある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください!

 

 

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画像 この記事の筆者

神門鍼灸整骨院 甲東園院

当院は、国家資格保有の女性スタッフが、女性の健康と美をトータルサポートいたします。 生理痛、生理不順、産前産後のl骨盤矯正、不妊治療や更年期障害などすべての女性のお悩みに、オーダーメイド治療で改善へと導きます。 神門鍼灸整骨院甲東園は女性の温活を根本の考えとしており、身体を温めるための施術や漢方ハーブ蒸し(よもぎ蒸し)はとても有効です。 姿勢や骨格を整え、東洋医学をベースに自律神経や内臓を整えていきます。 直営の保育園やエステサロンも徒歩1分以内のところに隣接しております。 ぜひ甲東園にある当院に一度ご相談ください

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