こんにちは。神門メディカルラボ甲東園の山中です。
前回に引き続き、温活シリーズ第3弾。今回は当院で行っている『箱灸』についてご紹介いたします!
『箱灸』とは、火をつけた ‘‘もぐさ‘‘ をいれた箱をお腹の上にのせることで、お腹から身体全体を温めていくものです。
『もぐさ』とはヨモギの葉を精製したもので、もぐさに含まれる芳香成分にはリラックス効果のほかに、炎症を和らげる効果もあります。
また、お腹にはたくさんのツボがあります。
箱灸は、通常のお灸に比べて熱を伝える範囲がとても大きいことが特徴のため、お腹にあるたくさんのツボを同時に刺激することができます。
箱灸の熱がお腹のツボを通じて全身の経絡に伝わることで、
ツボに備わった作用が期待できるため、肩こり腰痛はもちろん、月経不順、不定愁訴など様々な症状に効果があります。
また、身体を温めると『副腎皮質ホルモン』というホルモンが分泌されます。
副腎皮質ホルモンには白血球を活性化させる働きがあります。
白血球には免疫力を高める効果があるため、活性化された白血球の含まれた血液を全身にくまなく届けることで
免疫力を向上させることができます。
また、身体を温めることで細胞を修復する働きのある『ヒートショックプロテイン』というタンパクが分泌される為、さらに免疫力を強化させることができます。
このように、箱灸には
『肩こり』『腰痛』などの身体の痛み、女性特有の『婦人科系のお悩み』や『不定愁訴』、『免疫力向上』などなど
様々な症状を改善させる効果があります。
これからますます冷えが気になる季節。
箱灸で、お腹を温める『温』治療、試してはみませんか?