こんにちは 神門鍼灸整骨院甲東園院です⭐
人間の体の中で、最も自由自在に動くパーツ、それが「肩」です。
しかし、その自由度の高さゆえに、肩は非常に複雑でデリケートな構造をしています。
今回は、知っているようで知らない「肩関節の正体」について、専門的な視点から解き明かしていきます。
1. 肩関節の構造:キーワードは「ゴルフボールとティー」
肩関節(肩甲上腕関節)は、専門的には「球関節(きゅうかんせつ)」と呼ばれます。
最大の特徴は、受け皿となる肩甲骨のくぼみが、腕の骨(上腕骨頭)に対して極めて小さいことです。
これを例えるなら、「ゴルフのティーの上にゴルフボールが乗っている状態」です。
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メリット: ぐるぐると全方向に腕を回せる圧倒的な自由度があります。
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デメリット: はまり込みが浅いため、構造的に非常に不安定で、脱臼などのトラブルが起きやすい側面があります。
2. 安定を支える「4人の精鋭」:ローテーターカフ
骨だけではグラグラな肩を支えているのが、ローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる4つの小さな筋肉の総称です。
これらは上腕骨を肩甲骨側にギュッと引き寄せ、関節を安定させる「天然のサポーター」の役割を果たしています。
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棘上筋(きょくじょうきん): 腕を横に上げる時の「初動」を支えます。
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棘下筋(きょくかきん): 腕を外側にひねる動きを司ります。
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小円筋(しょうえんきん): 棘下筋とともに腕を外側にひねる補助をします。
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肩甲下筋(けんこうかきん): 腕を内側にひねる動きを担当します。
これらの筋肉がバランスよく働くことで、私たちはスムーズに腕を動かすことができます。
3. 肩の動きの黄金比:「肩甲上腕リズム」
腕を上げるとき、実は「腕の骨」だけが動いているわけではありません。
肩甲骨と上腕骨が絶妙なコンビネーションを見せています。
これを専門用語で「肩甲上腕リズム」と呼びます。
一般的に、腕を真上(180度)まで上げるとき、腕の骨が120度、肩甲骨が60度という「2:1」の比率で動くのが理想とされています。
もしデスクワークなどで肩甲骨周りがガチガチに固まっていると、このリズムが崩れ、腕の骨だけに無理な負担がかかって痛みや怪我の原因になります。
4. なぜ「肩の痛み」や「詰まり感」が起きるのか?
肩関節には、構造的にトラブルが起きやすい「狭い隙間」が存在します。ここが不調の震源地です。
衝突が起きる「肩峰下空間」
肩の骨の最上部には「肩峰(けんぽう)」という屋根のような突起があります。
この屋根と腕の骨の間には、わずかな隙間(肩峰下空間)しかありません。
通常、腕を上げると肩甲骨が適切に連動して「屋根」を逃がしてくれるのですが、姿勢が悪いとこの隙間で筋肉が挟み込まれてしまいます。
これを「インピンジメント(衝突)症候群」と呼びます。
「巻き肩」が引き起こす負の連鎖
現代人に多い「巻き肩」は、肩甲骨が前に倒れることで、この屋根の位置を物理的に低くしてしまいます。
すると、腕を少し上げただけでもすぐに衝突が起こり、中の筋肉がささくれ立ち、最悪の場合は「腱板断裂」に至ることもあります。
「四十肩・五十肩」の正体
専門的には「肩関節周囲炎」や「凍結肩」と呼ばれます。
これは筋肉の問題だけでなく、関節を包んでいる膜(関節包)自体が炎症を起こし、分厚く硬くなって癒着してしまう状態です。
強い痛みがある時期に無理に動かすと、かえって炎症を悪化させるため、段階に応じたケアが重要です。
肩の健康を守るために
肩関節は、「動くこと」と「支えること」の絶妙なバランスで成り立っています。
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インナーマッスル(ローテーターカフ)を整えること
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肩甲骨の柔軟性を保ち、正しい連動を取り戻すこと
この2点を意識することが、一生使えるしなやかな肩を維持するための秘訣です。
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