こんにちは 神門鍼灸整骨院甲東園院です!
「お尻の奥がズキッと痛む」「長時間座っていると腰が重い」「原因不明の腰痛が続く」
レントゲンを撮っても「異常なし」と言われるのに、つらい腰の痛みが続く場合、その原因は「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」にあるかもしれません。
仙腸関節は、体の土台である骨盤の中核でありながら、自律神経や全身の不調とも密接に関わっています。
今回は、男女共通の悩みである仙腸関節の重要性と、自分でできるセルフケアをご紹介します。
1. 🦴 仙腸関節とは?なぜ「痛みの原因」になるのか
仙腸関節とは、骨盤の真ん中にある仙骨と、その左右にある腸骨をつなぐ関節です。
わずかな動きが全身の衝撃を吸収
この関節は、一般的に「ほとんど動かない関節」と言われますが、実は数ミリ程度のわずかな動きで、歩行や座るときの衝撃を吸収しています。
しかし、このわずかな動きが、以下の原因で「ズレ」たり「固着」したりすると、激しい痛みや全身の不調を引き起こします。
- 不用意な動作や繰り返しの負荷(中腰での作業、階段の昇り降りなど)
- 長時間の悪い姿勢(片側に体重をかける、足を組むなど)
- 女性特有の原因(妊娠・出産による靭帯の緩み)
2. 🚨 仙腸関節の不調が招く、全身の深刻な影響
仙腸関節の動きが悪くなると、痛みだけでなく、体全体に大きな影響が出ます。
① 慢性的な腰痛と関連痛
仙腸関節は、腰痛全体の15%〜30%の原因になると考えられています。
痛みが骨盤周りにとどまらず、太ももの裏や股関節、時には足先にまで広がる「放散痛」を引き起こすことがあります。
また、痛みをかばう不自然な姿勢が、膝痛や肩こりを引き起こす二次的な原因にもなります。
② 自律神経の乱れ
仙腸関節の周辺は、副交感神経(リラックスを司る神経)の通り道である「仙骨孔(せんこつこう)」と密接に関わっています。
仙腸関節の動きが悪くなり、周囲の筋肉が硬くなると、副交感神経にストレスがかかります。
その結果、自律神経のバランスが崩れ、不眠、倦怠感、精神的な不調につながる可能性があります。
③ 女性特有の不調の悪化
仙骨は、子宮や卵巣といった女性器官とも密接に関係しています。
仙腸関節の捻れや不安定さは、婦人科系の不調(重い生理痛、長期の生理不順など)を悪化させるリスクがあると考えられています。
3. ✅ 仙腸関節の安定を取り戻すセルフケア
仙腸関節の不調を改善するには、専門家による治療が必要な場合もありますが、日常生活で関節への負担を減らすことが非常に重要です。
1. 🚶 長時間の「同じ姿勢」を避ける
デスクワークや立ち仕事では、仙腸関節にストレスがかかりやすいです。
- 1時間に一度は立ち上がり、 軽く歩いたり、腰を回したりして姿勢を変えましょう。
- 座る時は、背もたれに寄りかからず、骨盤を立てて座ることを意識し、足を組むのは控えましょう。
2. 🛀 入浴や温湿布で温める
仙腸関節周辺が冷えて固まると、痛みが悪化します。
- ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、骨盤周りの血行を良くしましょう。
- 痛む部分に温湿布やカイロを当てることも、筋肉の緊張を緩め、血流を改善するのに役立ちます。
3. 🧘♀️ 軽いストレッチで動きをサポート
仙腸関節周りの筋肉の緊張を緩めるストレッチは有効です。
- お尻(殿筋)のストレッチ: 椅子に座り、片足を反対側の膝に乗せ、背筋を伸ばしたままゆっくり前屈します。
- 股関節のストレッチ: 床に座って足の裏を合わせ、膝を開いて軽く揺らしたり、背中を丸めずに前に倒したりして、骨盤周りを緩めます。
🎯 まとめ:骨盤の土台を大切に
仙腸関節の不調は、単なる腰痛ではなく、全身の健康と自律神経の安定に関わる問題です。
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