こんにちは 神門鍼灸整骨院甲東園院です✨
今回は、多くの方が関心をお持ちの「認知症」と、普段あまり意識することのない「筋肉」の意外な関係性についてお話ししたいと思います。
「認知症と筋肉って、一体どういう関係があるの?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は、近年、この2つの間に深い繋がりがあることが様々な研究で明らかになってきています。
認知症ってどんな病気?
まず、簡単に認知症についてご説明します。
認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能(記憶、判断力、理解力など)が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになる状態のことです。代表的なものにアルツハイマー型認知症や血管性認知症などがあります。
筋肉と脳の意外な繋がり
では、本題の「筋肉と認知症」の関係性についてです。
私たちの体にある筋肉は、体を動かすだけでなく、実は脳の健康にも大きく関わっていることが分かってきています。
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運動による脳の活性化:
体を動かす、つまり筋肉を使うことで、脳に送られる血流が増加し、脳の神経細胞の成長を促す物質(BDNFなど)が増えることが報告されています。これにより、記憶力や集中力など、認知機能の維持・向上に繋がると考えられています。 -
生活習慣病の予防:
筋肉は、血糖値のコントロールにも重要な役割を果たしています。筋肉量が少ないと、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。そして、これらの生活習慣病は、血管性認知症のリスクを高める要因の一つでもあります。 -
転倒予防と活動性の維持:
筋肉量が十分にあると、バランス能力が向上し、転倒のリスクが低減します。転倒による骨折は、入院生活を余儀なくされ、活動量が低下することで、認知機能の低下に繋がることもあります。また、元気な足腰を維持することで、外出の機会が増え、社会との繋がりを保つことが、認知症予防に非常に重要です。 -
「マイオカイン」というホルモン:
筋肉が収縮する際に「マイオカイン」という様々な生理活性物質が分泌されることが分かってきました。このマイオカインの中には、脳の神経細胞を保護したり、炎症を抑えたりする作用を持つものもあり、認知症予防への効果が期待されています。
今日からできる!認知症予防のための「筋肉」ケア
では、具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか?
1. 積極的に体を動かす習慣を!
特別な運動をする必要はありません。日常生活の中で、少しずつ体を動かすことを意識しましょう。
- ウォーキング: 毎日少しずつでも良いので、意識して歩く時間を増やしましょう。早歩きを取り入れるのも効果的です。
- スクワット: 自宅で簡単にできる下半身の筋力トレーニングです。椅子に座るように腰を下ろすだけでもOK。膝や腰に負担がかからないように注意しながら行いましょう。
- 階段の利用: エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使うように心がけましょう。
- 家事や庭仕事: 普段の家事や庭仕事も立派な運動です。積極的に体を動かしましょう。
2. タンパク質をしっかり摂る!
筋肉を作る材料となるのがタンパク質です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などをバランス良く食事に取り入れましょう。特に高齢者の方は、意識してタンパク質を摂ることが大切です。
3. 質の良い睡眠を!
睡眠中に、脳は日中の情報整理を行ったり、老廃物を排出したりしています。十分な睡眠は、脳の健康を保つために不可欠です。
4. 楽しみながら続ける工夫を!
運動を習慣にするためには、「楽しい」と感じることが大切です。友人や家族と一緒に体を動かしたり、好きな音楽を聴きながらウォーキングをしたりと、自分に合った方法を見つけましょう。
認知症予防は、日々の小さな積み重ねが大切です。 「年だから…」と諦める必要はありません。今日からできることを一つずつ始めてみませんか?
当院では、皆様の健康をサポートするため、運動に関するアドバイスや、体の不調改善のお手伝いをしています。 「どこから始めたらいいか分からない」「運動すると膝が痛む」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
健康な体づくりを通じて、いつまでも元気に自分らしく過ごせる毎日を応援しています!
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