みなさん、こんにちは！
神門鍼灸整骨院 甲東園院です！
ここ数年は流行り病に翻弄される日々が続いており、未だ終息の気配が見えません。
そんな状況の中で「免疫」というワードがクローズアップされることが多くなってきました。
免疫力や自然治癒力アップに良いと言われるものはたくさんありますよね。
抗酸化作用のある食材や温活、睡眠や運動…いろんな対策がありますが、
身近にある植物で、ものすごーーーく免疫力アップに良いものをご存じですか？
別名「ハーブの女王」
と呼ばれるほどの植物…それは…
「よもぎ」です！
よもぎはキク科の多年草で、全国各地に野生しており道端でもよく見かけるかと思います。
食用として春先は若葉を草餅や草団子に入れることから、またの名を「モチグサ」と呼ばれ、
鍼灸治療においては「モグサ」としてお灸に使われています。
漢方医療では「艾葉（がいよう）」といい、止血薬として用いられており、
古来から民間療法では切り傷などの出血に用いられてきました。
そんな万能なよもぎですが、上記以外にもまだまだ秘めたパワーを持っているんです！
今回はハーブの女王を主役にお話しさせていただきます！
よもぎが持つ効果
①デトックス効果・むくみ改善
よもぎには利尿作用があることから、体内に蓄積した老廃物や余分な水分を排出する効果があります。
身体を温める作用もあるため、血流が良くなりエネルギー消費効率が高くなることや、
よもぎの特徴的な香りに食欲抑制作用があることから、ダイエットにも良いとされています。
②身体を温める効果
血行促進、発汗促進、そして抗酸化作用で肌の生まれ変わり、いわゆる「ターンオーバー」を促進してくれます。
身体の芯から温めてくれるため、冷え性の改善や肩こりからくる頭痛などにも効果的と言われています。
③浄血作用・増血作用
よもぎにはビタミンKが多く含まれおり、納豆にも多く含まれているビタミンで
血液凝固に関わる成分です。
血液の造血を助ける効果や、血液をサラサラにして血液をきれいに保ってくれる効果もあるため、
貧血予防にも良いとされています。
また出血した時には血を止めてくれる作用もあるため、古くから治療薬草として使われています。
④腸内環境を整えて便秘解消
よもぎは不溶性食物繊維を多く含んでいる植物です。
食物繊維は腸の中で身体に不要な有害物質を吸着して身体の外へ排出してくれるので、
腸内環境を良い状態に保ってくれます。
また食物繊維に便通をよくする効果があるため便秘の解消にもつながります。
⑤美容効果・アンチエイジング
身体の中に蓄積した老廃物や脂肪を体外へ排出するため、
血行が良くなることでダイエット効果や美容に良いと言われています。
また、ホルモンバランスの乱れを整えて、更年期障害や冷え性などの改善もできます。
⑥コレステロール値の改善
よもぎに含まれる緑色の成分は「クロロフィル」という成分です。
このクロロフィルは血液を作るヘモグロビンを増やし、造血を助けます。
血液が体内を循環することで余剰の悪玉コレステロールを吸着してくれるため、
コレステロール値を下げることが研究で分かっています。
⑦リラックス・安眠効果
よもぎにはさわやかな香りがあり、アロマとしての需要があります。
主な香り成分は「シネオール」「αツヨン」などです。
「シネオール」は高ぶった神経を落ち着かせ、イライラの解消や安眠作用、利尿作用があります。
「αツヨン」には高殺菌力や防腐効果があるため、爽快感とリラックス効果をもたらします。
アトピーとよもぎ
よもぎには抗炎症作用があるためアトピー性皮膚炎による皮膚のかゆみを沈めて、
肌の生まれ変わりを促進することができます。
入浴用に乾燥させたものも販売されており、よもぎ風呂に入ることもオススメです。
小児にとっても入浴での治療は負担が少なく、気軽に始められます。
アトピーの治療法は体を温め血行を良くする事が大切であり、よもぎは身体を温めます。
さらに浄血効果とデトックス効果で内部からの体質改善が期待できます。
しかし、よもぎはキク科の植物のため、キク科アレルギーの方は注意が必要です。
万が一、体調が悪くなった場合は医療機関へ速やかに相談しましょう。
よもぎが持つガン予防パワー
ワシントン大学の研究チームが、よもぎの成分に含まれる「アルテミシニン」が、
がん細胞を死滅される働きがあることを発表しました。
『Life Sciences, Cancer Letters and Anticancer Drugs』で発表された研究論文によれば
この「アルテミシニン」と呼ばれる成分が、健康な細胞１つに対して、
1万2,000個ものがん細胞を死滅させたと報告しています。
ワシントン大学の研究チームのリーダーであるヘンリー・ライ博士は、
「アルテミシニンは、ただそれだけでも、健康的な細胞の約100倍ものがん細胞を
選択的に死滅させることができるだけでなく、抗がん剤よりも34,000倍も正確に
がん細胞だけを死滅させることができ」と言います。
日本に一番多く生息しているのはヨモギ（アルテミシア・インディカ）という種類ですが、
ワシントン大学が研究で使用したよもぎは、オウカコウ（黄花蒿）という種類で、
またの名をクソニンジン（糞人参、アルテミシア・アニュア・Ｌ）と言います。
何とも不名誉な名前が付けられているよもぎですよね。
このよもぎは漢方にも用いられ、生薬になると青蒿（せいこう）という名称になります。
女性必見の「よもぎ蒸し」
「よもぎ蒸し」とは、よもぎを使った韓国の伝統の民間療法であり、主に産後のケア、
あるいは婦人科系疾患などのトラブル改善のために親しまれてきました。
よもぎの煎液を煮立たせ、その蒸気で下半身を蒸すという「座浴」スタイル。
主に下半身を中心に蒸気を浴びる一人用サウナのようなものです。
一般的なサウナとの違うのは、皮膚面ら生薬の効果を経皮吸収できることや、
またお顔が出ている分、長時間続けても通常のサウナのような息苦しさがなく、
読書や音楽・映画鑑賞をしながらなど、好きなように時間を過ごせるということです。
発汗やその場で身体を温めるといった効果だけでなく、
定期継続することで代謝アップや冷え性改善などの効果が期待できると言われています。
当院ではよもぎをベースとし、「舌診」を用いてその日のご体調に合わせた生薬をブレンドした
「漢方ハーブ蒸し」のメニューをご用意しております。
漢方ハーブ蒸しでは、次のような効果が期待できます。
・婦人科系疾患の改善・・・生理痛、生理不順、更年期障害、ホルモンバランス、PMS
・体質改善・・・冷え性、低体温
・花粉症・アレルギー・・・アレルギー、アレルギー鼻炎、花粉症
・美肌・ダイエット・・・ダイエット、アンチエイジング、美肌、代謝促進、体脂肪過多
・その他の効果・・・肩こり、腰痛、便秘、痔
漢方ハーブ蒸しはどれくらいのペース・回数がいいの？
【体質改善】
まずは1ヶ月、6～10回ほど受けていただくのがオススメです。
冷えが気になる方は、週1～2回のペースで身体の芯から温めましょう。
【ダイエット】
最初は週に2～3回継続していただくと変化が出る方が多いです。
代謝を上げて、身体の中の巡りを良くしていきましょう！
生理が終わった直後からスタートして、出来る限り継続してみてください。
【婦人科系トラブル改善】
週に2回～毎日でも問題ありません。
漢方ハーブ蒸しは更年期症状やアンチエイジングにも効果的です。
ホルモンバランスを整えたり、細胞を活性化する効果もあるので美肌効果も。
【慢性疲労・ストレス改善】
週1回くらいで定期的に発汗を促進しましょう。
汗と一緒に老廃物を排出して心も身体もデトックス！
上記はあくまでも目安ですので、ご自身の体調やペースを考慮して無理なくご利用ください。
回数を重ねるごとに、お身体に変化があらわれる方が多くおられます。
漢方ハーブ蒸しの効果があらわれる期間には個人差がありますが、
まずは3ヶ月ほど継続していただくのがオススメです！
少しでもご興味がある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください♪
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神門鍼灸整骨院メディカルラボ甲東園
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