こんにちは!
神門鍼灸整骨院甲東園院です(^^)/
9月に入ってもまだまだ日中は気温が高く、秋の気配はどこにあるやら。
一方で朝晩の気温は、ほんの少しずつですが過ごしやすい空気感になってきましたね(^-^)
暦の上ではすでに秋に足を踏み入れているのですが、
東洋医学では季節毎の過ごし方で身体への影響が変わるという考え方があります。
そこで今回は「秋の養生」のお話をお送りします!
【日本の秋】
日本の秋は、一年中で最もさわやかな季節ですよね。
昔から「運動の秋」や「食欲の秋」と言われますが、
食べ物の少なくなる冬に備えて、実りの秋によく食べて身体に蓄えておくのは、
動物本来の本能からきています。
秋は「陽の気」と「陰の気」が入れ替わる過渡期で、気候が少しずつ寒くなって、日照時間が短くなります。
人々は心の中で物寂しさを感じ、情緒の不安定や感傷的、憂鬱な気持ちになりやすい時期でもありますが、
これは乾燥しやすい大気の影響かも知れません。
しかし、秋は実りの季節でもあり、収穫を喜び、さわやかに過ごしたいものです。
じきにやって来る冬を健康的に迎えるためにも、このような気持ちが大切なのです。
漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」では、この3ヵ月のことを容平(ようへい)と言って、
秋の養生法を次のように述べています。
「この季節には、鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることであり、心を安らかにして、
くやまず精神を落ち着かせて、秋の気が身体を損なうことのないようにし、やたらと動きまわって、
肺を冷やさないようにします。これが秋の季節に調和した養生法であります。
もし、養生法に逆らって、秋の冷えにあたり肺を冷やしたりすると肺を損傷し、
冬になって食物を消化しきれずに下痢をしたりします。」
秋というのは物事を仕上げたり整理したりするのにふさわしい季節です。
秋になって何か新しいことを始めようとすると秋の気である「肺」をいためます。
肺に影響するのは冷えだけでなく、秋が深まってくると乾燥の気が盛んになって、
喉や鼻の粘膜や皮膚表面も敏感になってきます。
このような燥邪(大気の乾燥)が身体の不調の原因になってきます。
夏の暑い時期は、発汗や皮膚呼吸によって老廃物や水分代謝が活発になっているので、
咳や鼻炎などの呼吸器系に持病がある人でも比較的過ごしやすい季節でありますが、
秋口に入って朝晩が涼しくなってくると、皮毛が閉じて喉や鼻に負担が掛かります。
また、秋の乾燥した空気は喉や鼻の粘膜などに炎症を起こしやすくなります。
次回は秋の生活で取り入れたい養生法のお話です(‘ω’)ノ
肩こりや腰痛、冷え、自律神経の問題、産後骨盤矯正など
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