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「起立性調節障害」とは?

2022/10/08

こんにちは!

神門鍼灸整骨院 甲東園院です!

夏の暑さも少し和らぎ、秋の気配を感じる今日この頃。

一日の中で寒暖差があったり、台風や秋雨などで気圧の変化に翻弄されやすい時期になりました。

 

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「最近、朝になると起きづらい…」

「身体がだるくて学校にいくのがしんどくて…」

「午前中は凄くしんどいけど、午後になると元気になる気がする」

 

そんな症状を抱えた子供たちが近年多くなっていることをご存じでしょうか?

今回は子供たちの世代にみられる身体の不調

「起立性調節障害」

を解説していこうと思います!

 

 

「起立性調節障害」ってなに?

 

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起立性調節障害とは自律神経の機能が低下して、循環器系の調節がうまくいかなくなることで起こります。

小学校の高学年から中学校の思春期の子どもに多くみられ、中等症や重症の場合は、

朝なかなか起きられないことによる不登校につながることもしばしばあります。

実際、不登校の子どもの約6割がこの起立性調節障害に悩まされているといわれています。

 

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経からなり、内臓の様々な場所に分布し、

前者は活動させる状態に、逆に後者は休める状態にする働きをします。

通常、人間は立ち上がるときに自律神経の一つである「交感神経」が働きます。

重力によって血液がたまっている下半身の血管を収縮させて、

心臓に戻る血液量を増やすことで血圧を維持しています。

しかし、この交感神経の働きが低下すると、心臓に戻る血液量が減少して、

血圧が低下、脳への血流が低下して、諸症状が引き起こされることになります。

また、自律神経の機能が低下する原因としては、季節や気候の変化、生活リズムの乱れ、

運動不足による筋骨格系や循環などの身体的機能の低下(デコンディショニング)、

心理社会的ストレスや水分摂取の不足などが挙げられます。

加えて、起立性調節障害に悩んでいる人の約半数に遺伝的傾向があることもわかっています。

なお、別名はOD(Orthostatic Dysregulation)といいます。

 

 

「起立性調節障害」の症状ってどんなの?

 

起立性調節障害の主な症状は、

 

・朝がなかなか起きられない

・目は覚めても、頭痛や腹痛がして寝床から出づらい

・起きてから時間が経たないと食事がしづらい

・午前中は気分が優れず、午後になると楽になるが、夜は寝付きにくい

 

などが挙げられます。

また、起立時に脳血流が低下するため、立ちくらみやめまい、ふらつき、頭痛、気分不良、倦怠感、

さらに動悸、腹痛、食欲不振、朝起きづらい、夜寝つきづらい、時には失神発作を起こすこともあります。

様々な症状があるため診断がつかずに治療が遅れることもあり、

また本人の訴えでしか判断できない諸症状が多く、

午後や夜には元気になることが多いために、怠けや学校嫌いと捉えられてしまう場合があります。

 

 

【セルフチェックリスト】

特に持病がなく、下記の項目で3つ以上もしくは強く出ている症状が2つ以上当てはまる場合は

起立性調節障害の可能性があるかもしれません。

 

✔ 立ちくらみやめまいがある

✔ 朝なかなか起きられない(午前中がつらい)

✔ 立ち上がった時、気分が悪くなったり気を失ったりする

✔ 少し動くだけで動悸や息切れがする

✔ 入浴時や、嫌なことを見たり聞いたりすると気持ちが悪くなる

✔ 食欲がない

✔ 倦怠感があるったり、疲れやすい

✔ 頭痛が出やすい

✔ 顔色が青白くなっている

✔ 時折、腹痛がある

✔ 乗り物酔いしやすい

 

場合によっては大人でも発症します。

症状としては、子供と同じく朝起きられずよく会社に遅刻してしまったり、

午前中は仕事に集中できなかったりといったものです。

 

 

姿勢と起立性調節障害の関係

 

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起立性調節障害の症状がある方に多く見られる共通点、それは「不良姿勢」です。

近年はパソコンやスマホなどの使用頻度が極端に多くなり、誰もが不良姿勢になりやすい環境です。

猫背のような姿勢になると、首や肩に負担がかかります。

自律神経は首の後ろ側に通っていることもあって、不良姿勢は自律神経に大きな影響を与えます。

本来であれば頸椎や脊椎はゆるやかなS字カーブを描いてることによって、

頭の重さや歩行の衝撃が緩和されて頭まで伝わらないようになっています。

ところが猫背姿勢になると頭の重さをうまく吸収できず、首や肩へ負担をかけてしまいます。

また、首や肩だけではなく呼吸が浅くなることで肺や心臓・胃・肝臓などの臓器や、

頸動脈・硬膜、脳神経といった自律神経と深く関係している場所の機能低下を招くため、

「不良姿勢」は良くないのです。

 

また、猫背になると頭の位置が下がり、うつむいた状態になります。

うつむいた状態が長く続くと自律神経と深く関係している「脳下垂体」に影響が生じ、

精神的な落ち込み、所謂ネガティブ思考になってしまうのです。

うつむいた状態を続けていると症状が悪化し、「うつ病」に発展することもあります。

 

このように姿勢が思考に大きな影響をあたえる為、正しい姿勢に戻すことが重要です。

また、頭蓋骨や頸椎・内臓・脳脊髄液なども調整することで自律神経のバランスも良くなります。

 

 

当院では「姿勢矯正」「頭蓋骨矯正」「内臓調整」「鍼灸治療」などの技術を用いて

自律神経の調整を行っております。

加えて「起立性調節障害」のお子様は生活習慣も見直さなければなりません。

猫背姿勢にならないように気をつけて生活をしていただくための指導も行っております。

 

 

控えた方がよいNG行動や日常生活上の注意点

 

日常生活でのちょっとした行動が起立性調節障害の症状を強めてしまったり

改善を遅らせてしまう可能性があるため、下記に注意して過ごしてみましょう。

 

・起床時は急に身体を動かさずに。ゆっくりと動くことを心がけましょう

・食事はある程度同じ時間に摂るようにしましょう

・水分はこまめに摂取し、塩分も天然塩でやや多めにとりましょう

・思春期の時期、特に女子は過度な減量やダイエットしないようにしましょう

・体調がいい時は無理のない範囲で意識して運動しましょう

・季節や天気に注意しながら、炎天下での外出や運動は控えましょう

・特に夏場は脱水に気を付けましょう

・ウォーキング、水泳、サイクリングなど強度があまり強くない有酸素運動がおすすめです

・就寝直前にスマホを操作すると不眠の原因になってしまうため控えましょう

 

 

おすすめの家での過ごし方

 

【1日の最大の難関である早朝起床時】

起立性調節障害の方にとって、一日の中での最大の難関は朝の起床時です。

急な体位の変換は症状が出てしまいやすくなるので、

動作はゆっくりと行うことを心がけましょう。

毎日できるだけ同じ時間に起床できるように工夫しましょう。

あらかじめ、起きる時間や起こし方をご本人とご家族で相談しておきましょう。

 

【前日の寝る前】

目覚まし時計を定時に設定し、水分や処方薬を事前に準備しておきましょう。

 

【起床時】

目覚ましだけでは起きれないことが多いため、

ご家族は「起床時間になっていること」を穏やかに声掛けましょう。

本人が起きてこなくても、カーテンや窓を開けて、太陽の光を部屋に入れてください。

本人の目が覚めて起き上がる準備ができたら、横になったまま腕枕などで頭を少し上げて、

ゆっくりと起き上がり、少しうつむいたままの姿勢でベッドの上に座ります。

そこから足を下ろして、頭は下に下げ、前かがみになり、そのままゆっくりと立ち上がります。

立ちあがった後も少しうつむいた姿勢でゆっくりと歩きだします。

 

起立性調節障害は本来起床時間に活性化しているはずの交感神経が追いついておらず、

身体や脳はまだ休んでいる状態です。

急に起き上がらせたり、急に立ち上がると、脳の血流が低下しやすくなるため、

目が覚めてもベッドの上で身体を少しずつ起こす準備をすることが大切です。

また、全ての動作は極力ゆっくり行うことがとても重要です。

 

【朝食の摂取】

血圧を維持し、脳への血流を保てるように水分やミネラルが含まれた食事を摂りましょう。

起床後の数時間はめまいやふらつき、全身倦怠感などの不調が見られることが多いため、

体調が落ち着くまで、午前中は特にゆっくりとした動きをするよう心がけましょう。

座位から立ち上がる時も、急に立ち上がらず起床時と同様にゆっくりと行いましょう。

次第に交感神経の活性も追いついてくるため、昼食をとる時間帯になる頃には

体調も回復してくることが多く、午後には学校に行ける場合もあります。

午後に登校し、部活動の見学や軽い運動のみ行うのもいいでしょう。

家にいる場合でも、体調が改善していればストレッチやウォーキングなどの

軽い運動をすることはおすすめです。

 

【夕食を摂取】

夕食はなるべく早めに摂取し、遅くても睡眠の2時間前までには済ませましょう。

夕食から睡眠までの時間が短い場合、夜間に胃腸などの消化器系に負担がかかってしまいます。

そのようになることで、睡眠の質が低下し、早朝に胃腸症状が見られやすくなったりと

悪影響を及ぼしてしまいます。

 

【入浴】

自律神経のバランスを整えるために湯船につかることは大切ですが、注意点もあります。

入浴中は高温な環境でも副交感神経が活性化されやすく、入浴中は副交感神経が働きます。

湯船につかっている時は立っている時よりも脳への血流量が増加しますが、

その後湯船から急に立ち上がると一気に血液が足に流れ込むことで、

脳血流は一時的に低下しやくなってしまうため注意が必要です。

「38~40℃のぬるめのお湯」で浸かり、立ち上がる時はゆっくりと動くことが重要です。

 

【毎日同じ時間に就寝】

就寝時間はなるべく毎日同じ時間にしましょう。

また、就寝直前のスマホ操作は睡眠を促すホルモンの分泌を妨げてしまいます。

加えて、スマホの操作で脳が興奮状態になり不眠の原因になってしまうため控えましょう。

 

 

「もしかしてこのしんどさは自律神経の不調かも?」

と思いあたった方は、お気軽に当院までご相談ください☆

 

 

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画像 この記事の筆者

神門鍼灸整骨院 甲東園院

当院は、国家資格保有の女性スタッフが、女性の健康と美をトータルサポートいたします。 生理痛、生理不順、産前産後のl骨盤矯正、不妊治療や更年期障害などすべての女性のお悩みに、オーダーメイド治療で改善へと導きます。 神門鍼灸整骨院甲東園は女性の温活を根本の考えとしており、身体を温めるための施術や漢方ハーブ蒸し(よもぎ蒸し)はとても有効です。 姿勢や骨格を整え、東洋医学をベースに自律神経や内臓を整えていきます。 直営の保育園やエステサロンも徒歩1分以内のところに隣接しております。 ぜひ甲東園にある当院に一度ご相談ください

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